Webライターになるには

webライターが書くべき「伝わる文章」の書き方とは

文章力があるライターは、どんな文章を書くのでしょうか? Webライターの仕事は、「文章を通して情報をわかりやすく伝えること」。 読み手にとって読みやすく、情報が「伝わる文章」こそが、ライターに求められる文章力です。

読みやすい文章だけでは、読み手に響かない!「伝わる文章」とは

すらすらと流れるように読める文章は、読みやすくはあるものの、それだけでは読み手に響く文章とはいえません。

読み手を惹きこむためには、読みやすいだけではなく「伝わる文章」を書くことが大切です。

では、「伝わる文章」はどうやったら書けるのか?読み手を惹きこむ文章の書き方のコツを紹介します。

まず構成を考える

伝わる文章を書くためには、冒頭から最後まで読み手が関心をもって読めることが重要です。

「読みやすく」「わかりやすい」文章であるのはもちろん、「共感しやすい」「もっと知りたくなる」要素がなければ最後まで読んでもらえません。

そのために、記事の骨組みとなる構成からしっかり考えましょう。伝える順番や重きを置く部分を整理し、見出しなども設定します。

構成が出来あがっていない状態で文章を書き始めると、結局なにを伝えたいのかがわからなくなります。 ライターも読み手も迷子になる文章は、必要とされません。

読み手に伝わる構成のコツ

どんなことを最も伝えたい記事なのか?それを伝えるにあたって、読み手がもつ「なぜ?」や「それから?」にどう応えるか?情報を整理し、文章の流れを考えます。ストーリー性のある文章の流れは、読み手をどんどん惹きこみます。

まず、読み手のことを知る

Webライターが記事を書くときに、まず知っておくべきは読み手のこと。文章を書くとき、それが誰に向けられたものなのかを理解していますか?

読み手がどんな心境でその記事を読もうとするのか?記事のターゲットを知り、「ペルソナ」を理解することが重要です。ペルソナとは、その記事を最も読んで欲しい読者のモデル。 たとえば、

  •  読み手の性別・年齢
  • どんな悩みをもって記事を読むのか
  • 記事の情報についてどのくらいの理解度があるのか

など、読み手によって文章の口調を変えたり、求められている情報や伝え方を的確にとらえる必要があります。

読み手の共感をさそい、「温度差」をなくす

書き手となるライターは、自分が書きたいことを一方的に書いてしまいがちです。

読者を「置いてきぼり」にする文章は、どんなに簡潔でも「伝わらない文章」です。 温度差をなくすためには、構成から読み手に寄り添う必要があります。

冒頭の導入文で読み手の温度を上げる

読み手が記事を読み始める「冒頭の導入文」は、とても重要です。この文章は、読んでいく価値がある記事かを判断される部分です。

共感する文章

読み手が困っていたり、悩んでいることがあれば、共感します。おすすめのハンドクリームの記事なら、「手の乾燥はつらいし痛いよね・手がガサガサだと人に見られたくないよね」など。

自分の悩みをわかってくれている記事であることをアピールするのです。「この記事には自分の知りたい内容がありそうだ」と思わせることが重要です。

気づきや知らなかった事実を伝える文章

「手には年齢が現れる」「男性も手のケアをすることで、清潔感がでる」などの、気付きを与える文章を書きます。「えっそうなの?」と読み手の興味を引きつけることができます。

冒頭文で読み手の興味をさそうことで、書き手であるライターとの「温度差」を解消できます。

結論を先に伝える

Webライティングで重要といわれているのが「結論ファースト」。記事内容で導き出される結論を、まずユーザーに伝えます。

タイトルで惹きつけたあと、冒頭から最初の見出しまでに「欲しい情報がこの記事にある」と思わせなければなりません。

「ユーザーが一番欲しい情報は記事の上部にもってくる」、これはwebライティングの基本です。

読み手の思考に寄り添う構成にしよう

読み手はどんなことを考えながら文章を読み進めるのか?
「そうなんだ」「なぜ?」「へぇー」「わかった!」という読み手の思考の変化に寄り添った構成にしましょう。

  1. 冒頭文で結論に触れ、「知りたい情報」が載っていることを伝える
  2. ユーザーの「温度感」を上げるため、興味を惹きつける
  3.  なぜそうするのかの「理由」を伝える
  4.  ユーザーが知りたい情報を詳しく書く
  5.  もっと深い内容やお客立ち情報などの「詳細」で付加価値を与える
  6.  結論に再度触れて、まとめる

読者の思考の推移を想像し、記事全体に流れをつくりましょう。

読み手の思考に寄り添った構成は、読み手に響く

私が勤めているサービス業では、従業員全体に向けて“注意喚起”や“情報共有”の文章を書くことが頻繁にありました。

情報を発信する側にいた私は、どうやったら従業員の心をつかみ行動を改善させられるかを考えます。

  1. まず日々の働きを労い、問題提起をする
  2. 「こうして欲しい」と伝える
  3. 「どうしてこの話をするのか」「なぜこうして欲しいのか」を丁寧に解説する
  4. 「状況を改善するためには、こうするべきだ」と再度触れる

この方法は、従業員にとってわかりやすく、行動の改善を図ることができました。

温度感の低い従業員(やる気が低下している従業員)にはもっとかみ砕いて簡潔に文章をかくことで、最後までしっかり読んでもらえます。

もちろんWebライティングとは異なる部分もあります。しかしこの「行動を起こさせるために気持ちを汲み、“理由”や“具体的な内容”をわかりやすく書く」文章力は、webライターとなった今でも非常に役に立っています。

読みやすい文章とは

読み手に情報をわかりやすく伝えるためには、読みやすい文章も重要です。読みやすい文章とは、読み手がストレスを感じることなく読める文章のこと。

読んでいる途中につまづいてしまったり、意味が理解できない文章は、読み手にストレスを与えます。ここでは”おすすめのハンドクリームを紹介する記事”を例に、「読みにくい文章」の特徴と理由を解説します。

「、」が続いて「。」までが長い文章は迷子になる

【修正前】
「このハンドクリームは、柑橘系の香りでオレンジと柚子の香料が配合されているので、爽やかな香りが特徴であり、オフィスでも使いやすいハンドクリームです。」

長すぎる文章は読み手を疲れさせます。そして「、」を多用すると必然的に意味を詰めこみすぎた文章になってしまい、”このハンドクリームがおすすめらしい”ということしか伝わりません。

【修正後】
「このハンドクリームは、オレンジと柚子の香料を配合した柑橘系の香りです。爽やかな香りはオフィスでも使いやすいためおすすめです。」

【さらに修正後】
「オレンジと柚子の香りが爽やかな、柑橘系のハンドクリーム。オフィスにもおすすめです。」

「オレンジと柚子の香料を配合。爽やかな柑橘系のハンドクリームは、オフィスにもおすすめです。」

読みやすく、意味が伝わる文章になりました。
「です。」「ます。」が続きすぎると、読み手は息継ぎができない状態になります。

この例文では「~ハンドクリーム。」や「~配合。」と、あえて「ですます」を省いています。 あえて省いた文をいれることで、読みやすさはぐんとアップします。

情報があちこちに散りばめられている文章は、理解できない

【修正前】
「手のカサツキは乾燥のサイン。ハンドクリームでしっかりケアをする必要があります。水仕事が多い主婦は手の油分が失われがち。飲食店の店員や美容師も手が荒れがちです。

また、紙に頻繁に触れる銀行員なども手の油分が失われます。ハンドクリームでケアをしないと、ひび割れやアカギレの原因になります。」

もうごちゃごちゃです。手が乾燥しやすいのはどんな人なのか、わかりづらい文章です。 情報がたくさんあるときは、箇条書きなどを使用してスッキリさせます。

【修正後】
「手が乾燥しやすい人には以下のような特徴があります。

  • 水仕事が多い主婦
  • 飲食店店員や美容師など
  • 銀行員(紙も手の油分を奪う)

ハンドクリームでしっかりケアをすることで、ひび割れやアカギレを防げます。」

まとめられる部分を箇条書きにすると、情報が整理されて読みやすくなります。

「こと」を多用すると、わかりにくくなる

【修正前】
「手のカサツキを感じるということは、乾燥しているということであり、ハンドクリームでケアをする必要があるということです。」

【修正後】
「手がカサつく原因は乾燥であり、ハンドクリームでケアをする必要があります。」

スッキリした文章は、何をいいたいのかが伝わりやすくなります。

漢字が多い文章は硬い印象になる

【修正前】
「水仕事前に塗っておくと、手荒れを防ぐ事が出来ます。」

【修正後】
「水仕事をする前に塗っておくと、手荒れを防ぐことができます。」

漢字ばかりの文章は硬い印象があり、さらっと読むのには適していません。

「事」や「出来る」などをあえて「ひらがな」にすることで、やわらかく読みやすい文章に変えられます。また、カタカナばかりの文章も目が疲れるばかりで読みにくい文章です。

読みにくい文章の共通点

読みにくい文章に共通しているのは、「読み手の視点に立てていない」こと。 ライターの頭の中には書きたい情報がいっぱいです。

それをそのまま羅列するように書いてしまうと、読み手には理解できない文章になってしまうのです。読み手の気持ちに寄り添い、情報を整理して文章を書くことが大切です。

文章力を上げるためには、とにかく書くことが大切

記事で伝えるべきこと、伝えたいことを整理して構成を考えたら、まずは思いっきり書いてみましょう。ひと通り文章を書いたら、最初から読み直して推敲します。 可能なら、少し時間をおいてから見直すことをおすすめします。

ライティング直後は「ライターの思考」になっていますが、後日見直すことで「読み手の思考」で文章を確認できます。表現の仕方や言い回しなど、ひっかかる部分があれば修正しましょう。

「情報を整理してから書いてみる」→「書いたものを読み手の目線で読み直す」この繰り返しを続けることで、ライターとしての文章力はアップします。

好きな文章にたくさん影響を受けよう

自分の好きなブログや記事など、「おもしろい!」「わかりやすい!」と感じた文章にたくさん触れましょう。

なぜ読みやすいのかを分析するのも良いですが、ただなんとなく読みあさるだけでも充分です。

日ごろから読みやすい・伝わる文章に触れておくことで、影響を受けます。ライティングにもきっと役立つはずです。

“読みやすい“という点では、新聞やニュースなどの記事を読むのもおすすめです。

「結論+理由・詳細+まとめ」の構成がしっかりしており、少ない文字数でも簡潔な文章が書かれています。

文章を書くのは楽しい!その気持ちを大切に

Webライターとなり、文章を書くにあたって悩むこともあるかもしれません。うまく書けない!というときは、ちょっと休憩してみるのもいいでしょう。

読み手のことを想像しながらライティングをするのって、ワクワクしませんか?そのワクワク感を大切に、ライティングを楽しみながら文章力を磨きましょう!

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toma。

Blogger : toma。

30代主婦ライター。小学生男児の母。 わかりやすく、伝わる文章を研究中。 長年勤務した職場で務めたトレーニングマネージャーとしての経験を活かし、読者の心理に沿った「心をつかむ」ライティングを心がけています。 これまでに経験したジャンルは、「ビジネス・学習」「住宅・不動産」「健康・医療」「育児・教育」など。