本業とは別に副業をすることは、最初はハードルが高いと感じられるでしょう。副業する際のポイントを押さえておけば、大丈夫です。確実に収入アップを望めるでしょう。
この記事では、税理士の資格を活かして副業をする際のポイントについて解説していきます。
Contents
税理士の副業内容
メディアに出る
テレビや雑誌に出て税の専門家としてコメントをしたり、メディアに出演する仕事になります。メディアに出るきっかけは縁やコネで売り込むことも可能ですが、多くの税理士ができる仕事ではありません。キャラクターが強い人や、人前に出る仕事が好きな人には向いているでしょう。
メディアに出ることで知名度が上がり、講演会などでの集客も見込めますので収入UPには大きくつながります。
予備校の講師をする
税理士の卵が集まる予備校で授業をする仕事になります。税理士の方にとっては親和性が高く、行いやすいものと言えるでしょう。しかし、本業終わりでの副業となるため拘束時間は確実に増えます。授業は固定されておりシフトの融通もあまり効かないというデメリットはあるので、無理のない範囲でのスケジュール管理が必須となります。
生徒を合格へ導くために時間も労力も使う仕事ですが、税理士試験合格に向けて生徒とともに積み重ねた努力は大きなやりがいを感じられるでしょう。
税理士が副業をする際のポイント
会社の規定を調べる
勤務している会社や事務所によっては、副業を禁止していることもあるので会社の就業規則を確認しておきましょう。副業に関する条項では、「禁止」「条件付き許可」「許可」などと定められており、それに応じた記載がされています。
しかし、副業が許可されている場合でも懲戒が妥当とされるケースがあります。
- 本業に支障をきたす場合
- 副業が本業との競争関係になる場合
- 副業の内容が会社の信用を失墜させるような場合
このように本業の会社に不利益をもたらす場合は、本業の雇用契約に対する債務不履行になり得ません。懲戒の対象となる可能性があるので注意が必要です。
家族に理解してもらう
副業を行うには、本来はプライベートである時間を制約するため「家族の理解」が必要不可欠となります。
本業後の夕方から、または休日を活用した副業は、家族と過ごす時間はどんどん減っていきます。副業は「家族がいるから出来ない」ではなく「家族がいるから頑張れる」ものです。背負うものがあることで良い意味でのプレッシャーにもなりますし頑張れる原動力になります。
増えた副収入はたまには家族に還元し、副業のメリットを家族も体感できると良いでしょう。
在宅ビジネスの場合は比較的時間の融通は利きますが、やはり家族の理解は必要不可欠です。家族の理解が得られていれば、在宅ワーク中も協力的に見守ってくれることでしょう。
健康に気を付ける
本業に加えて副業をする場合、自由な時間が減ることは避けられません。本業の疲れを癒せる時間もとれないまま副業を抱えていると、疲労の蓄積を招きます。
副業はやればやるほど収益が増えるため、無理をしてしまいがちです。副業にのめり込みすぎて、気が付いたときには身体が悲鳴をあげていた、という事態に陥っている人も少なくはありません。
健康だけはお金では買えません。収入が増えても身体を壊してしまっては、本業にも支障が出てしまいデメリットの方が大きくなってしまいます。無理な副業とならないように仕事量を調整し、休息を確保できるようにすることが大切です。稼ぐためには身体が資本です。健康面に気を付けていきましょう。
税理士ができる仕事
Webライター
スキマ時間や自分の知識を有効活用しながらできる仕事といえば、Webライティングです。税理士としての資格を活かして、税金や会計の分野で監修者として高い単価の仕事も望めるでしょう。
自分でブログを作ってアフィリエイトで収益を狙う方法もありますが、ある程度の収入が得られるまで半年~1年かかるのが普通と言われています。アフィリエイトを始める人がどんどん増えている今、ライバルが増えれば競争が激化しますので稼ぐのは必然と難しくなります。
収益に時間がかかるアフィリエイトとは違い、Webライターの仕事はすぐに収益につながります。税金や会計の専門的な内容をいかに分かりやすく伝えるかは難しさもありますが、自分の発信した情報を多くの人が目にする達成感は大きいものです。「伝え方」を身に付けていくことができ、本業につながる学びも得られる副業と言えるでしょう。
講師
税理士を目指す人に向けて勉強を教えたり、セミナーを開催したりする仕事です。税理士として力を発揮し高い信頼を得られていれば、講演を依頼されることもあるでしょう。人前で話すことが得意な人には向いています。
セミナーを開催する場合は、知名度がある程度なければ集客が見込めないので、宣伝する労力や講演に伴う準備も必要となります。本業との両立面では、在宅での仕事と比較すると難しくなるため、スケジュールがパンクしないよう本業との時間調整は必須となるでしょう。
人前に立って講演することでプレゼンテーション能力が身につき、顧客数の向上など本業につながるスキルアップが望めるでしょう。
まとめ
税理士の知識は、個人・法人問わず必要とされています。納税は日本国民の義務ですので社会の一員として暮らしていく限りは、なんらかの納税義務を背負っています。
税理士の税に関するプロの知識を発信すること、この分野の副業のチャンスは豊富にあるということです。
今では副業も当たり前の時代になってきています。副業をする際のポイントは、まずは会社の就業規則を確認すること、副業をするにあたっては体調管理しつつ無理のない副業を選択できることが大切です。
副業をすることのハードルは決して高くはないのです。税のプロとして、本業以外でも認められることは大きなやりがいを感じることができます。副業しながらスキルアップはもちろん、効率よく収益アップを目指しましょう。
Webライターになるには
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