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校正ライターとは?仕事内容や給料、向いている人を解説

校正ライターのお仕事内容

1つの文章を作り上げるまでにはいろいろな人が係わっており、文章の作成から完了までは「執筆」、「編集」、「校正・校閲」の3段階にわけることができます。

記事を書く人を「ライター」と言い、ライターが作成した記事内容に対してさまざまなチェックが入ります。

そこで、ここでは3段階目の「校正・校閲」の「校正」をおこなう「校正ライター」と呼ばれる仕事を解説します。

校正とは

まず「校正」とは、文章に間違いがないかチェックをする仕事です。しかし、文章の間違いを探すのであれば、文章を作成しているライター自身もおこなっています。では、ライター自身がチェックすることと、「校正」のチェックは何が違うのでしょうか?

「校正」は、読者の立場で客観的に文章を読んで、「文章が理解できる内容になっているか」、「誤字脱字はないか」、「文章に対して確認したいこと」、「疑問を感じた部分」をライターに伝えるまでのことをいいます。そのため、完成品と元となっている原稿を見比べながら作業をおこないます。

誤字脱字チェック

次に「誤字脱字チェック」をおこないます。誤字脱字チェックは、「送り仮名や漢字の間違い」を見つけることはもちろん、「文章の中で表現が統一されているか」、「数字の表記は間違っていないか」、「ら抜き言葉になっていないか」、「漢字表記になっていないか」、「改行をしたら次の行の先頭には空白があるか」などをチェックします。

誤字脱字チェックは一人でおこなう作業というよりも、複数人でそれぞれ何をチェックするか担当制にするなどの工夫をすると、一人でチェックをおこなうよりミスを減らすことができます。

さらに、本などに書く文章とネットに書く文章とでは、ルールが異なることもあるため、それらの違いも知ったうえでチェックをする必要があります。

意図が伝わるか

文章は自分が伝えたいことをそのまま書いても、読み手に伝わらない場合があります。そのため校正の段階で「意図が伝わる」文章かもチェックします。

たとえば、ライターが書いた意図と読者が読み取る意図が異なると、場合によっては読者は不快に感じてしまう場合も考えられます。そのため、意図が伝わっているか「すり合わせ」の作業をおこなうことが大切な作業です。もし、意図が違っていたり、読者がいい印象を受けないなどの場合は、修正することが必要になります。

固有名詞の確認

文章の内容によっては固有名詞を使う場合があり、校正の段階で「固有名詞の確認」をおこないます。

特に、使い慣れていない固有名詞を使った文章のときは、特に注意が必要です。固有名詞を間違えてしまうと、大きく意味が変わってしまったり、まったく違う情報になってしまいます。

また、同じ読み方でも文字が違ってしまってもいけません。「固有名詞の確認」をするときは、正しい情報をもって確認することも必要です。

校正と校閲の違い

「校正」と同じような言葉で「校閲」があります。「校正」は誤字脱字のチェックや固有名詞の確認、意図が伝わっているかの確認をします。では、「校閲」は誤字脱字などはもちろん、原稿の内容が事実と異なっていないか、文章が最初と最後で内容が矛盾していないかなどを確認します。「校正」よりも「校閲」のほうが、広い視野が必要になります。

仕事の流れ

上記までは「校正」の仕事内容でしたが、ここからは「校正」の仕事の流れです。また、「校正ライター」という仕事はどのような人が向いているのでしょうか?

校正開始

まずは、編集者から仕事の依頼を受け、完成品と元となっている原稿を受け取ります。さらに、編集者と納品日などのスケジュールの確認や、作業方針などの必要事項の打ち合わせをおこない、作業開始となります。校正は一度で終了になるわけではなく、「初校」、「再校」、「三校」と間違いや訂正がなくなるまで繰り返し、修正箇所が全てなくなると「校了」、いわゆる終了となります。場合によっては、「校閲」から「校正ライター」が担当することもあります。修正作業は黙々と原稿に向き合って、わからない部分があれば辞書やネットなどですぐに検索をし、内容が正しいなどをチェックします。一度、原稿を読んだだけでは見落としている可能性もあるため、何度でも原稿を読んでチェックをおこないます。そのため、とても根気のいる仕事です。

ライターへ修正依頼

「校正ライター」が誤字脱字などのチェックをおこなった結果、修正が発生した場合、修正は文章を書いたライター本人に依頼をします。

ただし、修正依頼の方法や誰が依頼をおこなうのかなどは職場によって異なります。修正依頼は納期に間に合うように依頼をすることも大切です。

報酬のお支払い

「校正ライター」は大手新聞社や大手出版社、校正プロダクション、フリーランスで働く場合などさまざまな働き方があります。大手新聞社や大手出版に就職した場合は初任給であれば24万円~26万円程、校正プロダクションに就職した場合は300万円~400万円程度、アルバイトであれば900円~1800円程度が相場です。

フリーランスは自分の経験やがんばり次第で変わったり、契約時で交渉することもできるため、人によって収入は異なります。ただし、就職をするかフリーランスか、正社員か非正規雇用か、また契約内容、経験などの条件によって収入は変動します。

校正ライターに向いている人

「校正ライター」という仕事は、言葉で言うと文章のさまざまなチェックを行う仕事ですが、その内容は、誤字脱字チェックや固有名詞の確認、意図が伝わっているかなどをチェックすることが仕事のため、同じ原稿を何度も読み返し、細かくチェックをおこなうためとても集中力と根気のいる仕事です。

もちろん、違いに気づくだけのさまざまな知識も必要になります。

しかし、仕事に納期があるため、細かくチェックをおこなわなければいけないといっても納期に間に合うことも重要です。

納期に間に合うように仕事のペース配分ができ、確実にチェックができることが求められるため、

「校正ライター」には納期を守る責任感と集中力、根気がある人が向いています。

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