Webライターの稼ぎ方

企業の成功を懸けたコンテンツマーケティングとは

コンテンツマーケティングとは、いったい何でしょうか?
調べているうちにわかりそうでわからないカタカナに囲まれ、どうも頭に入ってこない… そんな人にもわかりやすく説明します。

コンテンツマーケティングという言葉

まず、コンテンツとは「情報の中身や内容」のこと。マーケティングは「戦略」です。
ユーザーに情報を届ける手段は、Webサイトやブログ、ダイレクトメールや書籍、郵送物など。その情報の中身は、ユーザーが興味のあるおもしろい内容をさし、商品の紹介ではありません。

ものすごく簡単に言ってしまえば、コンテンツマーケティングとは「何かしらに載せた情報でユーザーを惹きこみ、商品やサービスを買いたくなるようにする戦略」になります。

コンテンツマーケティングを企業がおこなう理由

商品を買ってもらいたいなら、CMなどの広告があるじゃないか。と思いませんか?
以前では、商品をアピールしたければチラシやテレビCM、電車の中吊り広告、セールスマンなどが主流でした。今でもその効果は認められるものの、以前ほどではなくなってしまいました。
その原因は、「モノと情報の過多」からくる「買うものを自分で選びたい時代」だといわれています。

洗濯洗剤をひとつ買うにしても、お店に足を運べば10種類以上は陳列されています。 インターネットで素敵なソファを買おう!と思って検索したら、一晩かけても見きれないほどの商品数に圧倒されます。

ユーザーは買うものを自分で見つけたい!

せっかく大切なお金を払って買うのですから、「私はこれがいい」と数多くある商品の中から選び抜いて買いたいですよね。
現在ではセールスマンに否定的な見方をする人も増えており、広告を目にしても「へー。良さそう。買ってみるかどうかは自分で調べて決めよう」と受け流す人が多いのです。「自分が買う商品は自分で決める!」ということですね。
また 、「これがいい!という商品を自分で見つけたい」と考えるので、現代では商品をアピールしたければ商品を推しまくるよりも「ユーザー自身に見つけてもらう」ことに力を注いだ方が効果的ということです。

オウンドメディアとアーンドメディア

ユーザーに商品を見つけてもらうのに有効なのが、コンテンツマーケティングのひとつである企業が自ら運営する「オウンドメディア」です。主にWebサイト(公式HPとは別物)や自社ブログなどで成果をあげています。
また、オウンドメディアのほかに「アーンドメディア」とよばれるものがあります。TwitterやFacebookなどのSNSや口コミサイト、比較サイトなどがこれにあたります。オウンドメディアとは違い、ユーザー自身が発信する機会が多く、企業にはコントロールできない部分があります。

どうやってユーザーを惹きつける?

ユーザーにはいろいろな種類があります。

  • 企業が売り出したい商品を買ってくれそうなユーザーを見込み顧客
  • 商品のことは知らないけれど関連する情報には興味がありそうなユーザーを潜在顧客
  • 商品を買ってくれるユーザーを顧客

と呼んでいますが、この商品を購入してもらいたいターゲットが「知りたい情報」、つまり興味がありそうな情報を発信し続けることによってそのオウンドメディアであるサイトやブログ自体に惹きつけます。

その商品を買いたいユーザーが知りたい情報・役に立つ情報を発信

例えば洗濯洗剤を選びたいユーザーには、タオルをふんわりさせる洗濯の仕方や部屋干しでの早く乾く方法など。ソファが欲しいユーザーには、家具のセンスの良い置き方やソファに合うラグ特集など。
一見商品とは直接関係ないように思える暮らしのお役立ち情報など、商品を買うためにそのサイトに訪れたのではなく、「おもしろそうな情報があったから記事を読みあさっているうちに、企業や商品のことを知った」という状態になることを狙うわけです。

コンテンツマーケティングのゴール

コンテンツマーケティングのゴールはさまざまです。
潜在顧客から見込み顧客へ、見込み顧客から顧客へ、顧客からリピーター(企業や商品のファン)へとユーザーを育てる狙いがあります。
おもしろいコンテンツを通して、ユーザーを惹き込んでいく=最終的に企業の商品が売れ、利益につながる、これがコンテンツマーケティングをおこなう企業の目的です。

コンテンツマーケティングの成功事例

では、実際にコンテンツマーケティングで成功をおさめている事例をみてみましょう。

北欧、暮らしの道具店

https://hokuohkurashi.com/

こちらは、株式会社クラシコムのオウンドメディアです。
「フィットする暮らし、つくろう」というコンセプトで作られたこのサイトでは、暮らしの提案に関する記事が多数。読みものはもちろん、商品ひとつひとつを丁寧に紹介しており、ユーザーがワクワクしながら納得して買い物ができます。
コンテンツマーケティングの成功事例では必ず紹介されるほど、丁寧なコンテンツづくりがユーザー獲得からファンの育成、顧客獲得へと見事につなげている成功例です。

Lidea(リディア) – くらしとココロに、いろどりを。

https://lidea.today/

こちらは、ライオン株式会社のオウンドメディアです。
洗濯洗剤などで知られるライオン株式会社。「Lidea(リディア)」では、部屋干しの臭い対策やぬいぐるみの洗い方など、それぞれ記事内容に適したライオン製品をおすすめしながら紹介しており、「このライオン製品を使ってあの記事みたいに洗濯してみよう」と思わせる魅力的な記事がたくさんあります。
その他にも掃除や歯の健康など、暮らしに役立つ情報が満載。お店に並んだたくさんの商品からライオン製品を選びたくなる、コンテンツマーケティングの成功例です。

この成功例にみるように、現代ではコンテンツマーケティングは定着しつつありますが、実はとても古くからある販売促進の手法です。

コンテンツマーケティングは古くからおこなわれてきた

「John Deere社」の農家向け雑誌「The Furrow」

コンテンツマーケティングの原点として有名なのが、1895年にアメリカで創刊された農家向け雑誌「The Furrow」。
農耕用トラクターを扱う会社「John Deere社」が発行し、今もなお読者に愛され続けている雑誌です。この雑誌の内容は農耕用トラクターのカタログではありません。創刊時から、農業を営む人にとって役に立つ情報を集めた記事を載せ、読者の興味を引くコンテンツを発信し続けたことで企業のファンを獲得し成功を収めています。

「ベンジャミン・フランクリン」の「Poor Richard’s Almanack」

また、コンテンツマーケティングを最初に実践した人物として知られているのがアメリカの偉人「ベンジャミン・フランクリン」。
1732年に創刊された「Poor Richard’s Almanack」は、フランクリンが経営する印刷会社が発行しました。こちらの内容も印刷会社としての直接的なアピールではなく、顧客になり得るターゲットにとって有益な情報を重視しています。

このように、自社の商品の宣伝よりもユーザーが一番知りたい情報を発信し続けることによって、ユーザーの心をつかむ方法は昔から実践されてきました。
モノを売りたいからとにかくおすすめするやり方に限界を感じたからなのか、商品や企業を愛してもらうためにユーザーが満足できる情報を届けようと考えたからなのかはわかりませんが、結果として成功をおさめていることから、コンテンツマーケティングの効果の高さがわかりますね。

コンテンツマーケティングのメリット

コンテンツが資産となる

ユーザーにとって有益な情報がたくさん載ったコンテンツは、企業が持てる資産となります。
企業をアピールするために広告を活用した場合、広告を掲載する間はずっと費用の負担がかかります。ですがコンテンツはサイトとしてインターネット上に残りますから、費用をかけなくとも有益なコンテンツであればユーザーへアピールし続けます。

潜在顧客へのアピール力が高い

ターゲットに向けて用意されたコンテンツは、その企業の商品やサービスが将来必要になる「潜在顧客」を呼び込むことができます。
ユーザーは、魅力的なコンテンツを通してサイト自体を気に入り、運営する企業の名前を目にします。そこから「どんな会社なんだろう?こんな商品があるんだ」とユーザー自ら商品やサービスまでたどり着き、「この企業の発信している内容は自分にぴったりだったから、商品も良さそう」と好意的にとらえます。

コンテンツマーケティングでは、ユーザーの「これがいい!という商品を自分で見つけたい」欲求をかなえてくれるのです。

共有したくなるコンテンツはSNSで拡散され、宣伝効果抜群

お役立ちコンテンツや、社会的認知度の高い情報を扱ったコンテンツは、ユーザー自身が「誰かに共有したい!」と考えます。アーンドメディアであるTwitterなどのSNSでユーザー自ら拡散し、宣伝費用をかけなくても企業や商品・サービスが広まります。
共有されやすいコンテンツは「おもしろい」ものが多く、「愉快」な意味でのおもしろさも当たれば爆発的に拡散しますし、ノウハウなどの「興味深いおもしろさ」は長く愛される傾向にあります。

ひとつの商品に留まらず、他の商品の購入のきっかけも与えられる

コンテンツを通して企業のファンとなったユーザーは、ひとつの商品を購入に留まらずほかの商品にも興味を示すことがあります。一人のユーザーがいろいろな商品やサービスを購入してくれるようになるのです。
コンテンツマーケティングが成功したとき、企業や商品・サービスを知らなかったユーザーを顧客に育てるだけではなく、顧客になったユーザーをロイヤルカスタマー(企業を贔屓にしてくれる顧客)化させることもできるということです。

コンテンツマーケティングの弱み

コンテンツは継続的に発信しなければ意味がない

コンテンツマーケティングでは、ユーザーの知りたい情報を継続的に発信し続けなければ効果が得られません。
ユーザーが頻繁に記事の更新をチェックしたくなるようなコンテンツ作りが必要ですので、記事を書き続けなければなりません。記事はライターに外注できますが、その場合は金銭的な負担があります。

すぐには効果を感じられない

コンテンツマーケティングでの成果が感じられるのは、最低でも3か月以上先といわれています。広告とは違い、ユーザーが企業や商品を理解するまでに時間がかかるからです。
ですがすぐには成功を感じらなくても、有益なコンテンツから育てた顧客は納得して商品を購入しますから、中長期的にみれば効果は大きいものとなります。

さいごに

コンテンツマーケティングについて、少しでも理解は深まったでしょうか。
コンテンツマーケティングにおけるWebメディアは非常に大きな役割をもっており、コンテンツの内容次第で成功するかが決まるといってもよいでしょう。当然その魅力的な記事を書くライターにもスキルが求められます。
コンテンツマーケティングライターとして知っておくべきことをまとめた記事も是非チェックしてくださいね。

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toma。

Blogger : toma。

30代主婦ライター。一児の母。 平日昼間は長年勤めている飲食店で教育担当マネージャーとして勤務。 誰にでもわかりやすい、心をつかむ面白い文章を日々研究中。 得意分野は「美容」「ダイエット」。「心理学」に興味があり、勉強中。